批評祭参加作品■現代詩の記号論2/葉leaf
」という記号表現はバラという記号内容を意味する。この通常の意味作用を「表示作用」と呼ぶ。この表示作用を前提として、「バラ」とバラの両方を記号表現として、愛という記号内容を意味するのが共示作用である。「バラ」という記号は、シニフィエの隣接によって(愛を伝えるためにバラを贈るという社会的慣習に基づいて)、愛という内容を喚起するのである。
2.2.芸術としての詩
芸術の非記号的側面を強調し、芸術の本質はその非記号的側面にあるのだと主張することも可能である。
TA.芸術は、記号作用によって鑑賞者に感銘を与えるのではなく、それ自身として鑑賞者に感銘を与える。芸術はそれ自身として
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