恋愛死/狩心
 
だ ほら、安心して暮れていくかな この腕の中で夕陽が やさしく
君の呪縛霊が僕に乗り移った時に俺は 四人目の人間が現れる事を確信していた動物園で
太陽があたたかくて二人で眠りそうだった ほら、時間が止まってクススと笑っているよ
冬の寒空の下
ねぇ、また会えるかなぁ
離れ離れになっちゃって
ねぇ
君の言葉を僕の肺に焼き付けてくれ 離れ離れになればなるほど
僕が呼吸困難に陥るように 口と口とを合わせて 息を吹き込んでおくれ
言葉にならない君が魂で 春の吐息で 僕の心をノックして 震えて 俺は
何度も言おう、これは運命なんだ
−これは運命なんだ
−俺の心臓を君に捧げたい今朝 この
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