神様のラーメン屋/日雇いくん◆hiyatQ6h0c
ていいんだな?」
「マジ期待してていいよ」
「絶対だな?」
「もしダメだったら、こないだとらのあなで買ってきたハルヒの同人誌、お前にやるよ。超人気で品薄なんだぞ」
「マジ? ってかお前いつ買いにいったんだよ」
彼が、ぼくの大好きなハルヒの超人気同人誌をひそかに買っていることも驚いたが、こうまで言われたら、正直期待せざるをえないだろう。
「へっへー」
いたずらっぽく笑う友達の、自信ありげな瞳がなんともにくい。
と、そうこうしているうちに、もうすぐ開店の時刻となった。
ぴかぴかの木造建築の門構えに備えつけられた、きれいに真っ二つにカットされた丸太の看板が、光沢も鮮やかにぼくら
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