腐乱同然、レディゴー・ベイビー/ホロウ・シカエルボク
うかはどうでもいい
俺がそこに行かないことはもう決まってる
さて
もう腐るわけにはいかなくなった
再生するには安っぽいインスタントコーヒーだ、湯を沸かせ、ソウルサヴァイバー
粉は多めに、嫌になるくらい多めに
ブラジル爆弾の威圧が脳髄まで届けば
そうさ、クタクタの身体だってどうにか動くはずさ
ピンポーン
玄関のベルが鳴る、畜生
今日はなんだかよく鳴る日だぜ
ドアを開けると宅急便だった、タワー・レコードへ注文した何枚かのディスク
タイムラグがあると
本当に欲しかったものなのかどうかしっくりこない―時がある
欲望は鮮度が全てなのかもしれない
捨てられないけど関わりもしない、
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