光/運動/サトリイハ
 
大きく膨らんでおりそこかしこから粘体を垂らしている、垂らしてはまた膨らむを繰り返しどんどん大きくなり光とあたしの距離は狭まってゆく粘体が重く垂れてくる、光の大きいとの距離が短すぎて断絶される回路、光の大きいが目に浸食する、光の大きいのせいであたしの体の表側はとても熱い。熱い、目をぎゅっとつむる熱い、痛い熱い熱い熱い熱い熱い熱い呼吸呼吸呼吸コキュウコキュウコキュウコココココココココココ呼吸、

2.
暗い波が寄せる海岸で白い石を拾う。なるべく小さいものを選ぶ。基準は、白い/てのひらで包める大きさ/おしゃべりしすぎないこと。石をポケットに入れる。歩く。海岸の終わりが見えなくてポケットはすぐにいっ
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