田舎の道/anne
とぼとぼ歩く田舎の道
土の道見つめて ひとり 少女が 歩いていたら
何処からか 口笛が
陽気な歌が 聞こえるのです
ふっと顔を上げたら
自転車に乗ったおじさんが 口笛を吹きながら
通り過ぎるところでした
田舎の道はきれいだなと
その時少女はきがつきました
口笛を吹く自転車のおじさんは
誰かと喧嘩して 悲しんでいました
吹き鳴らすのは陽気な歌
こころのなか 泣いてました
突然 目の前に 土いじりする子どもが現れました
おっと なんて言って 自転車をくねらせ
ふっと後ろを振り返ったら 子どもは
どろだらけの手を振っていました
田舎の道は優しかったと
その時おじさ
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