窓辺のヒヤシンス/m.qyi
に行かずに残ったんだと思う。
みんな死んでしまうなどと考えていた僕も明らかになり、
君は、
みんなはみんなだけれど、
どんなにみんなといっしょにはいてもみんなとは全く別だし、
創られるモノなんかじゃない、ましてや創造主などではない、
しかし、相次いで起こる戦争とは違い、いつもあちら側に在って、消えずに
ゼロのままに溢れていく永遠の生産が
(なぜなら君は君の生産を内包していくから)
それは言わば必然的に僕のせいなんだろうけれど、そんなように−僕も内包されて−成り立ったバランス
の上で青い花弁が降っている
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)