「迷いというもの」返信/午睡機械さんへ/バンブーブンバ
不完全さや欠落したものをそのままとらえてゆくと、対話が生まれてゆく、そんなことを知らされる思いです。ここでは、「玉葱を剥く」といった行為そのものを指しますが、作者/語り手とも演繹的には捉えられておりません。とても捉えられなかった。不完全な未消化な時間。タイムラグも生まれる。そのままにしていると、きっと忘却は押し寄せてくるのだろうし、高波の機会は失われてゆく(高波の機会が必ずしも良いというものでもなく、静心の機会も良いのですが)。だからといって演繹的な道筋を力任せに辿ろうとすれば、何かは失われてゆくのだろうし、輪郭をとらえることとは、輪郭をとらえないことだと気づかされてしまう。ただ、そうした「行為そ
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