孤独の内訳の大半は打ち捨てられたペニスに集約される(Growin' up)/ホロウ・シカエルボク
愚者、それが愛する殻でなくても、お前の言葉はそこからしか生まれないのだ、鏡像に依存したって
たぶん費やした時間の分だけ損した気分になるだけさ、いま問題にすべきはほんとうは吸水性のほうであるべきなんだ
致命的な欠陥を見据える振りをしている間に季節はとうに変わっているんだよ
194号線に降りかかる陽射しの色をお前は確かに見ていただろう、あの
淡いみどりに輝く木々の葉がまるで飛び出しナイフのような鋭さだと―鋭さだと感じて確かに身震いしたんじゃなかったか
お前はいつだって怖れが外側にあるような振りをする、そのかたくなさはまるで聖書の教えのようだ(しかも誰ひとり救うことはなく)
194号線に
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