四行連詩 独吟 <仮>の巻/塔野夏子
 
*四行連詩作法(木島始氏による)
1.先行四行詩の第三行目の語か句をとり、その同義語(同義句)か、あるいは反義語(反義句)を自作四行詩の第三行目に入れること。
2.先行四行詩の第四行目の語か句をとり、その語か句を、自作四行詩の第一行目に入れること。
(この1か2の規則を守って連詩がつづけられる場合、最初にえらばれた鍵となる語か句が再び用いられた場合、連詩が一回りしたとみなして、終結とし、その連詩の一回りの題名とすることができる)



夜おそく 銀のランプをともすと
白いテーブルクロスの上で
いくつもの仮象がゆらめきはじめる
なまめかしい 果実の彩りで

     *
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