映画日記、ただし日付はてきとう/渡邉建志
 
感情移入してしまうと、延々、終わってしまうまで泣いてしまって、とくにラストは、完全に自失してしまっていた。金縛り。映画にこんなに動かされたのは、はじめてです。ただ、映画館で見ないとこの繊細な細部は伝わらないかもしれない。

2006/5/4 ソクーロフ「ロシアン・エレジー」
すごいっす、すごいっす、こんな映画みたことないっす。映画じゃない。これは写真だ。いや、写真じゃない。写真集だ。いや、写真集じゃない。やっぱり、これは映画だ。言葉を失いました。画面の歪みと焦点のぼやけのなかで、赤ちゃんが人形のように存在して、入ってくる音の圧倒的な生々しさ入ってくる音の圧倒的な生々しさ。圧倒的な生々しさ。音
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