[:Glass/プテラノドン
。いわば、人生を彩る皺とあれ、波であれ―
あたりまえのようにこれからも、そら恐ろしい出来事が
山積みなんだろうし、万象のはじまりの光が突き刺した棒であれ、
年老いたあかつきには棒たおしゲームも終盤で
じきに誰もが、ぱたぱたと倒れておさらば。出来ることなら
始まりの合図で終わってしまえばよかったのに。
でもゲームをしないためのゲームで子供たちはよろこぶとでも?
だから―、というか少なくとも、真夜中に目覚し時計を
聞くはめになっても我慢しなくちゃならない。真夜中でも
テレビのスイッチをつければ泥棒映画くらいはやっているもの
省いて言うなれば、男たちが追い求めたのは砂のない砂時計。
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