柩/___
 
ひとつだけ、一回の
   、 けばだちの、ほんとうの――黒い、あとひとつだけ


、一回限りの


なるな、
声に

一回、
あと一回、
だけなるな とまるな
つまる
予めに白に味を白に
予め白塗りに 雨だけの
蛇紋岩質で、
たのしく。

やすらかな半球、あの不事由で、無を試みる




多声の雨だけだけの
しぼり切った
贅沢な雨、雨だけででかいだけの雨で贅沢で      蟋蟀たちの嫉妬する

解で
光線、

       黒い――、(、重、く、黒(い  





やすらかに、半球 不事由な 無を試みる、
    
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