柩/___
実を
羽より軽くなる、掻爬された、
棒きれの、心の。
意味はないだろう
覚悟を決めた自慰の蛙の。おまえを
なまえはしらない、そしてしらない、
なにも刻めない皮が、石の、真実の
菌の上で
もがけずに真実をバウムクーヘンにして
がさわわたす蟹火の
目、蟹結びの。赤くの。そして読む そして
こする、実行、字たちのため その緑の。―― 切れ、なぜならおまえは
解除、薄らいだ
どの兄弟よりも色について話すのを聞いたことがないから
それは常世をうつす――なぜならおまえは
明日を
不能に、
天にされない
舌たち、あの燕、無を
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