紙のクリスマスツリー/2006年のライブレポート/瓜田タカヤ
せて
「夜の海を越えて、朝の靄を越えて、君の街を越えて
君のいる夏の夢を見る。金の風を越えて、春の桜を越えて
秋の枯れ葉を砕いて、泥水の中で出会おう。カメラ下がれ!」
という歌詞がはまって、狙ってたのか分からないけど、スゲえ空気感を
醸し出していて、お互いがお互いを増幅してその場所、その空間でしか
完成し得ない非常にミラクルな、磁場を形成していた。
トリの寛さんは空間を自分の物にしてしまっている。
命の測りや覚悟のようなものが、初期装備、すでに所持って凄味がある。
それは血だ。
津軽人の血がアンチではなく、もしくはアンチであるが故なのか、
その血が逆にコンプレ
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