骨と首の話 その2/hon
 
ぐり込んで、ようやく私は身を安らげることができた。
 痛みはすでにほとんどなかったが、首だけを残して、私の身体は消滅していた。
 これらが私の身に起こったことであり、こうして私はここにいる――。

 生首が私に語ったことは、このようなことだった。
 語られるひとつひとつが普通なら信じがたいようなことばかりだったが、目の前の喋っている生首というのは、存在自体が説得力そのものであり、私は彼の話をどうにも信じざるを得なかった。
 しかし、そうして彼の語る話を黙って聞きながら、私の頭を離れなかったことは、彼が最終的に私に何をしてほしいと望んでいるか、ということであった。彼がなにか助けを求めてい
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