宇宙デート/円谷一
とは全くファッションの異なった ある意味進んでいる洋服に身を包んだ君が手を振ってやって来た 目印のポニーテールをしていた 握手をして互いの顔を見て笑った 君は美しかった 物珍しさなど一欠片もなく 地球人 いや 日本人と言っても何の変哲もなかった 3日かけて地球にやって来たのよ? と挨拶の前に言った
東京を案内していると 君は私の住んでいる星とほとんど違いは無いわねと言った 君が言うには(といっても君の住む星をネットで調べて分かっているのだが) 地球と同じようように緑に溢れていて 天体望遠鏡で見ると緑色に澄んでいて 海は一度も見たことが無いらしいから海に連れて行ってよ と言った
浮遊列
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