宇宙デート/円谷一
なものを胸に抱いた 初めて君が地球ではない星に住んでいると言った時だ
その後も順調に仲が深まってきて 君は休暇中に地球に来て会いたいと言ってきた 君がどんな女の子か想像しながらワクワクしていた 15歳の時だ
でも地球に来る為には昔で言う日本から海外へ行く値段ぐらいしていた High Schoolに通っている子供にしては莫大な金額だ しかもネットで知り合った何処の馬の骨か分からない人間の元へ会いに行くという馬鹿げた話を両親が許すわけがない しかし君は僕を心から信頼し 勉学と両立してアルバイトをし 目標金額を貯めた
東京国際宇宙ステーションのロビーで日曜日の朝待っていると地球とは
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