ライトニン/モーヌ。
 
量化 しながら なおも 軽く

右肩から 天使の 真顔と 向き あって

どこまでも 伸ばされた L字の 指先 たちは

虚空を 巻きつけ ながら 颯爽と

Yes と いう かけ声で 跳躍 して

そんな こころを 忘れて しまう

だって こころは そんなとき

ゆるやかに なり

ケルブを 駆って

ぼくらは 薄着の 重力と 笑い あう





かげろうが ゆらいで いる

飛行と 飛行の夢が 交錯 して いる

追いかけること なく おたがいが

交互に 実体と なり 影と なって

静謐な 革命として 散った

それは
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