突発即興詩会(7月31日深夜@会議室A)/ワタナベ
らなり」
いとう [0:40:12]
夏は夜、月の頃はさらなり
肌が月光にあらわれて
艶かしく光っています
あなた
あなた、と呼んでもいいのでしょうか、
あなた、
その、触れるまでもなく熱のこもる肌を
触れていてもいいのでしょうか
あなた。
山の向こうでは
私の知らぬ風が吹いて
月の影をなめていきます
あなた
たとえばあなたのその丘の果ては
私に触れられるのを待っているのでしょうか
夏の日の持つ汗の匂い
あなたのその
隠された場所の
月見里司 [0:40:43]
傘を差してあるいている
夏と
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