スノビズムの夜/atsuchan69
はい。私、証明してみせる」と、言う
・・・・が、アイも変わらず難解な詩を朗読している
やがて唯野センセーが服を脱ぎはじめた。
そして慌ただしく身支度を済ませた出前の芸人を
こっそりシローさんが軽トラに乗せて門から逃がした
「こりゃあ、醜悪すぎるぞ。ママ、なんとか止めてや、
「え、えっ? どうしたらよいのかしら
離れた場所で ・・・・が、「焔に包まれた世界が」と叫ぶ
「――否、世界を壊すなら むしろ私を壊せ!
それでママは口から出まかせに、
「止めてちょうだい」と、言い
「唯野さんを壊すなら、むしろ私を壊して」とつづけた。
「よし、台本どおりだ。ママ、次た
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