24歳のニール・ヤングがOnly Love Can Break Your Heartと歌っているよ/んなこたーない
 
的すぎるし、
実際、聖者というのは人間であることを辞めた人間のことなのではないかとさえ思えてくる。
ジャンキーや狂人、あるいは身障者などが神聖視される傾向にあるのは、文学的なレトリックにすぎないのだろうか。
あるいは、こんなことを言うのは罪深いことなのだろうか。

individualの放棄がすなわち自己実現であるというような宗教的態度を承服することは難しい。
自我の主張が神の存在証明であるのではなく、神の不在証明から自我の主張が始まるとする。
これはアウグスティヌスの告白と近代人の告白の違いでもある。

しかし、どんなに人間を信用してみたところで、現実には個人の力では及ばないな
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