24歳のニール・ヤングがOnly Love Can Break Your Heartと歌っているよ/んなこたーない
いなにものかの強制力が働いている。
ぼくが生きてきたこのおそよ四半世紀を振り返ってみても、
たとえば、ひととの出会いと別れにしたって「つくべき縁あればともなひ、はなるるべき縁あればはなるることのある」と
あるように、それを偶然と呼ぼうが、運命と名づけようが、ぼくにはどうすることもできなかったのである。
己の無力さを思い知らされるのはけっして愉快なことではないが、
そんなことは生きていればあらゆる局面において遭遇せざるをえないものだ。
それでは、徹底的にアンガージュしない、はなから深い人間関係を期待しない、という態度はどうだろうか。
たしかにこれはクールでスマートであるに違いはない
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