ホメロス「オデュッセイア」メモ 5-6/hon
 

 海の女神レウコテエがその様子を見て、オデュッセウスを憐れみ助言する。
 巨大な波が打ちつけて、筏はバラバラに砕け、オデュッセウスは海に飛び込む。

(3) オデュッセウス、陸を発見し上陸する
 アテネの加護もあって、どうにか泳ぎつづけて三日目に陸の前に着く。
 岩礁と大波に阻まれて上陸できない。
 回りこんで穏やかな河口を見つけて、そこからなんとか上陸に成功する。
 河辺にとどまるか森に入って寝るかで悩み、森を選ぶ。
 潅木の茂みにもぐり込んで、落ち葉で身を包み、オデュッセウスは眠りについた。


【メモ】
登場人物がすくなく、そのぶん情景描写が多いのが特徴的な巻である
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