ホメロス「オデュッセイア」メモ 5-6/hon
 
ある。オデュッセウスの航海の苦難が描かれる。

エオス(曙)とティトノスの臥所での目覚めが最初に描かれる。
夜明けを示す「朝のまだきに生れ指ばら色の曙の女神が姿を現す」の言い回しは作中に何度か出てくる。
エオスはアレスと床をともにしたので、アプロディテによって常に恋に身を焦がすようにされているという。
アレスとアプロディテの恋愛物語は第八歌で楽人によって歌われている。

カリュプソは愛人と引き離される自分の悲しみをオリオンの逸話と重ねる。オリオンは美丈夫で女好きで乱暴者の巨人である。
オリオンとアルテミスは愛し合ってクレタ島で暮らしていたが、それを快く思わなかったアポロンはアルテミ
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