やりたいことがあるんです/佐々宝砂
かに数がいっぱいありすぎて、追っかけるのがたいへんだ。だから私は彼等にネットの詩の良質な部分を見せたい。どのように? もちろん直接詩をプリントアウトしてもってって「この詩いいでしょ!」と言ったっていいのだけれど、それで紹介できる相手は少数だ。私はもう少し多くの人々にネットの詩を見せたいのだ。自分の住む地区の隣人達に見せたいのだ。
だから、今、紹介的な批評文を書いて静岡県の芸術祭に応募しようと考えている。入賞したら、私の批評は「県民文芸」なる本に収録され、静岡県の公立図書館と高校・大学に配布され保存される。地方のニュースや新聞でも紹介される。しかし「入賞したら」の話だ。また批評全体の長さにも限
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