ホメロス「オデュッセイア」メモ 1-2/hon
 

 ペネロペは夫を思い出すから止めよというが、テレマコスは母に反駁する。
 テレマコスは求婚者に告げる。「明朝集会を開いて、あなたがたに退散を申し渡す」
 求婚者のうち、アンティノオスとエウリュマコスは怒って挑発的な口をきく。
 夕暮れまで宴はつづき、暗くなると求婚者たちは帰った。テレマコスは寝床に入る。


【メモ】
第一歌はテレマコスと賢者メンテスの会話が主である。テレマコスが現在の困苦を語り、メンテスがこれからの行動の指針を助言する。会話がおわりメンテスが去ると、テレマコスは心に勇気と信念がふきこまれており、それが女神アテネだったことに気づく。

冒頭はムーサへの祈りであり
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