詩のキュビズム/円谷一
地球は何もなくなってしまった
物事に意味がないものなど一つも無い
しかも無限に存在する
パブロ・ピカソはそのことを伝えたくてキュビズムという表現方法を生んだのだろう
だが この世界で生きている以上
ダダイズムの論理を持って生きて行かなくてはならない
塊は肥大し過ぎて見るも無惨なグロテスクな世界になっている
永遠に二次元の世界にいたいのなら塊の星にいればいい
それとも三次元の世界へ戻りたいのなら可能性の無い苦しい世界で耐えるしかない
その代わり キュビズムやダダイズムを超える論理を発見できるかもしれない
塊には時間が流れていない
だから永遠なのだ
絵画
[次のページ]
戻る 編 削 Point(4)