詩のキュビズム/円谷一
絵画と同じ
新しい世界を創造するには沢山のしっかりとした信念を持っている人が必要だ
汚染し砂漠化した世界に木を植えて 緑を増やしていく
海水が上昇して水没した街を再興していく
するとその様子を見ていた塊は少しずつ少しずつ 浄化していく
消滅していく
地球に空を返す
天才から凡人へ戻る
ビルから離れる
パブロ・ピカソは新古典主義の時代へと移っていく
膨大なプレッシャーと不安を感じながら
彼と一緒にこの世界の行く末を見守っている
進化し続ける詩を書いていくし 彼もまた新たな表現方法を見つけ出すだろう
もう一度ビルに仰向けになってみる
つくしのように伸びているビルの群れ
地上の光
小さくなっていくキュビズムの塊
三次元の世界から二次元の世界へ
太陽は森羅万象を描いている
この世界(∨宇宙)は良し 詩はまだまダダ
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