詩のキュビズム/円谷一
神のお怒りだと認識して震える体で命乞いをしては次々と倒れていった
科学者達は責任を取る為に塊の中に入っていった
また様々な事象が増えていった
地球で戦争する人はいなくなった
武器で東京に大仏を造った 心が洗われた
宇宙がまだ届かない所で
太陽 水星 金星 地球 塊 月 火星 木星 土星 天王星 海王星が一列に並ぶ時
その姿はまるでシュプレマティズムのようだった
塊(もう一つの地球)の中で人々はみんな天才になった
全ての事象を理解することができたのだ
生物は全て塊に移住した
移住した後でもやはり地球と同じような運命を辿った
滅びてしまったのだ
地球
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