CHE.R.RY(完全版)/円谷一
たことがある
これは自分の為に書いているのかもしれない
三つの条件を満たす詩を書くことは僕にできるかどうか分からない
君は死に 人々は冷徹で 僕は欺瞞だ
爽やかな 暖かみのある 遠慮がちの詩を書けばいいのだろうか?
僕は神様は信じないが 運命は信じる
君と逢えた奇跡
僕は自分のペースでゆっくりと進んでいくよ
その反面 焦燥感が全身を駆け巡る
君は死んだんだ 僕を愛すことなく死んだんだ 雲の上のような存在のまま
僕は君の好きだったプラネタリウムを全部持ってきて 君のお墓の前でお供えするよ
僕は君のお墓の隣に遺灰を置いて貰うんだ
僕に君のピュアな心を 君
[次のページ]
戻る 編 削 Point(7)