CHE.R.RY(完全版)/
円谷一
君に僕の生きる夢をあげるよ
あの日の思い出は僕の宝物 世界一重い涙が零れてくるよ
明日詩が書けなくなるかもしれない
そう思い僕は無理をしながら全力で書いている
甘く実った果実のような曲を聴いて
詩と共に生き続ける
君の死体を晩春の夜の冷たいアスファルトの上で見つけて
心の底がアスファルトだと気付いて
いつだって僕と君はあの歩道を歩いている
記憶の額縁に二人の写真を挟んで
また楽しくてしょうがない詩作に取りかかるのです
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