やさしさの降る夜に/いすず
 
ホットコーヒーは
ほろ苦くて 恋の味だとあなたがみつめて笑った  

半端な想いじゃ届かない
めぐりあった この偶然は神様の賜り物

やさしい強さが持ち味のあなた
おだやかな雨が 窓ガラスに降る

ふたりだけで過ごした夜に
そっと祈った思いがあるね
ずっとこのときがつづきますように
ふたりでおててを握り合わせた

どうしてかな  こんな夜には
星空を眺めてみる 寄り添ってた夏のように
たくさんのララバイも たくさんのセレナーデも
わたしの眼にうつるあなたは
いつまでも あの時のあなたのままなのかな

やさしさの降る夜に いつもおなじメロディを聴いていたい

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