やさしさの降る夜に/
いすず
どうしてかな こんな季節は
もう恋の 終着駅のようなの
時の移ろいに ひとの情は変わっても
あなたとの絆は 刹那さえ越えるから
あたたかな瞳が わたしを呼んでる 壁にもたれて
ここにおいでよと あなたが差し招く
その甘い声に 忘れていた思い出を思い出す
あたたかな胸に 抱き寄せられると
そのぬくもりで 安らぎにやっと出会えるの
わたしがずっと探していたもの
やさしさの降る夜は わたしの遠い旅の落し物
戻る
編
削
Point
(4)