瞼をなくした人々へ/狩心
操作方法がよく分からないまま恋愛に没頭して紙飛行機でアメリカに渡った若者達の脱力的な音楽がホームレスに奇襲攻撃を贈与してありのままにありのままに残虐な忍耐と心をそして新しいものをという馬鹿げた発想と劣等感と優越感の狭間でカツアゲに遭うフリーター
「お金は持っておりません勘弁してくださいヴィーナス」
「僕の命は無料で配られた雑誌と求人広告なんです」
「貴方に迷惑を掛けないので私は私として生きて死なせてください」
そりゃ無理だねという言葉と共にうなぎの蒲焼の匂いが広がったファンタジーは今もなお青少年の神話になっているし私はいつまでも貴方と睨めっこがしたい欲求に駆られると懺悔した自給自足
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