瞼をなくした人々へ/狩心
 
めなければならない金を見る度に反吐が出た全ての穴から開放された魂の電撃が放心状態で沈黙し始める今日のお前らの地獄の熱気球

砂袋は落とされた股は破裂した人口爆発の裏側で人工呼吸が行われた爪が引き剥がされる余裕をぶっこいて引っこ抜く脊髄を走る耄碌じじぃのミニカーと液体の賛歌

十年または二十年と頭を掻き毟った髪形は崩れないままでハードにキープそうだろう固められた殺虫剤は粘々に溶け出した僕達のはらわた煮え繰り返って欲望が噴火する死火山の充血した目を見逃すな右!左へと反り返る急斜面の砂漠で直滑降のスキープレイヤーが空白をカットする断面図には小さな丸い細胞が一杯で指先で少し触れただけでプチンと弾け
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