詩と詩論(その2)/生田 稔
 
言う詩が書かれ、学校唱歌や流行歌のもととなったにちがいない。音曲はわが国の全時代をとうしてあつたが、春高楼の花の宴 めぐる杯影さして と言うような歌唱は、この時代に受け継がれたものであろう。今でもこの種の数々の名曲があるゆえんである。次に取り上げる川路(かわじ)柳(りゅう)虹(こう)ではがらりと詩体がちがう、現代詩の確かな現れである・・・
 次の回は、芸術論について、まず岩波講座哲学から要約してみたい、確かな芸術論はあるいは美学といってもよいが、詩のような昇華されたものを書く人は心得ておいてよいのではないかとも思うのである・・・
2006/05/12 09:10 No.0


以上の文は
[次のページ]
戻る   Point(3)