一人/狩心
次の約束をしてしまった、
ここで一連目の文章を持って来て、
詩にしようと企てている男がいる、
その男を暗殺して、
私は戦国時代の夢を見る、
戦国時代は下剋上の世の中だった、
私の中も下剋上の世界、
私にとっての織田信長は誰か、
なぜかペコペコと頭を下げる羽柴秀吉だけが明確に分かる、
早く織田信長を暗殺する明智光秀が現れないかと待ち望んではいるが、
私は徳川家康には成りたくない、
織田信長も羽柴秀吉も明智光秀も徳川家康も同一人物であると、
社会の先生に教わったあの頃が懐かしい、
なかなか良い先生だったと
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