見せたい詩/円谷一
の海が見えてきて星達が泳いでいる 次々に感情を呼び起こさせる 君の言ってくれた 詩には無限の可能性があるってこと 本当にそう思うよ
僕達2人は目を瞑って同じ世界にいる 星の海に寝て 「ドラマチックレコード」を永遠に聴いている 太陽は沈黙の世界にいる
メリー・アンドリューが君に踊ってよと言っているよ 見とれるぐらい素敵なダンスを踊る そこで世界は終わる ウォークマンの電池が切れたのだ
僕は自動車の音が酷い歩道橋によしかかっている 車は僕をちらりと見て過ぎ去っていく 信号待ちをしていた車だけだ
歩道橋を渡る老婆が気になる 降りるまで僕は少し緊張していた
空を見上げると刃の部分が鋭い
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