下着のプレゼント/深水遊脚
の着心地もよかったことをメールで伝えてくれた。もちろん、その日の雰囲気の演出としても最高だった。あらかじめ考えていたイメージがすべて満たされ、パートナーも喜んでくれた。ゴミ箱に行くどころか、毎日着たいくらいだとも言ってくれた。大成功だった。
隠された部分については不足を補うために様々なことが面白おかしく、刺激的に、勝手に、アンバランスに語られる。それがポルノグラフィー的なものの正体だろう。それは私たちを固まったイメージに縛りつけ、容易に脱出できない、というか脱出する意思さえも起こらないようにコントロールする力を持っている。法的、社会倫理的に間違った方向に行ってはならないのはもちろん
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