夜明け前/はじめ
 
達と反対に思い思いの時間の眠りに就こうとしている
 ジャングルでは暗い闇に覆われていて生き物達の鼓動が聞こえてくる それは黒人民族の軽やかなリズムのようで僕の関心を森の奥に向けさせる
 太陽の光を恐れてか 生き物達の気力を食らう闇の妖精達は一目散に地球の裏側へ逃げていく 生き物達は太陽から再び気力をもらうのだ
 雀達の盛んな鳴き声で僕は現実に引き戻される カーテンを開けてみると空が少し明るくなってきて 月が眩しそうに体を細めている
 僕は詩を書き終えて時間を見てみると朝食までにまだ十分な時間があった 何もすることが無いのでソファーに横になって両腕に頭を組んでじっと時計の針の音に耳を澄ませて
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