西暦2500年の土曜日の夜月/はじめ
 
 土曜日という時間も関係があるのかもしれない 緑の月の詩を書くのにはもってこいである 今夜は西暦2500年を祝う日で 世界中でお祭りが催しされ花火などが打ち上げられている テレビで世界各地を中継していた この地域でも小さな花火が上げられて夜空を彩った しかも月に新しい国ができてから丸400年目なのでそれも兼ねて地球でも月でも盛大に祝われていた 月への料金が半額になっていて大勢の人々が月へ訪れに行っている
 僕も月へ行きたがったが お金が無かった 今まで貯めた貯金を切り崩せばいくらでも行けたが 本格的に移住することに決めていたので今回は我慢してお祭りをテレビで静かに見守っていた
 満月が人々の熱
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