希望と絶望あるいは孔子曰く巧言令色仁希し/構造
 
って奴隷も当然存在した。陳舜臣さんなぞはこれを
奴隷制度のあった時代を理想とするとはどうしようもない馬鹿だと批判
しているわけだが美化された懐古的理想というのは大抵そういうものだ。
というより理想というものは懐古的側面をどうしても免れぬものかもしれぬ。

まあそう言った側面を除いてもその理想にむけた"道"というものを体系化
したという点で孔子はおそろしく革新的だった。さまざまな政治的な逸話は
あったとしても親孝行をして他人に礼をつくしなさいということだから
われわれの子供の頃から昔話にでてくるような道徳である。論語の現代語訳を
読んでもスラスラと身にはいってし
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