昔のような過去/秋也
すごく優しかった
喧嘩しても
殴られた記憶がない
いつも自分の先行って
でも待っていてくれて
手引っ張てくれて
二人でたくさん遊んだ
あんなに近くで遊んだ人はいない
過去の共有
両親の共有
「お兄ちゃんが先」
よく母が教えてくれたこと
今なら納得できる
お兄ちゃんはいつも先にいるし
先にいたのだから
過去いろいろあった
そして自分は現在を生きている
彼らには返せない感謝だから
もらった愛情
忘れずに
自分なりに育んで
次の誰かに渡したいと思う
子供の頃
死ぬのが怖くなって
夜中に泣きだした
落ち着いたら母が
「みんな順番」って教えてくれた
一緒
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)