松井浄蓮の垢を煎じて呑むべき人々へ/はらだまさる
 
で作品化するから面白いんであって、みんながみんな同じはずがないし、その差異を確認して楽しむのがこういった散文の醍醐味でもある訳です。

 昨日、関西ローカルで某ハカセ・タロー氏が言ってたけど、モーツァルトだって当時一番人気だった訳じゃなくって、モーツァルト以上に人気のあった作曲家は山ほどいたらしくて、三百年たった今でも淘汰されずに語り継がれてるのはモーツァルトなんだよね、すごいなぁって話がしたい訳です。詩なんてものは千差万別色んなものがあっていいもんだとぼくは思うし、それがある人にとっては詩であっても、詩ぢゃないとしても、悲しいかなその判断は最終的に時代の感性に委ねられるものでしかない。それが
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