(未詩) (無題) (苺)/新宮栞
のに、
(産土神が欠席する)
テーブルクロスの机上の議会で、金、
核に向かうのを待って、暇つぶし、カミサマたちが、
ピンポンダッシュして、誰一人とて、姿を見せないが、
新月をたよりに画家は輪郭をなでて、(木炭で、)(木炭で、)(木炭で、)
(木炭で、_______________
__________まだ、退院できないね
針が騒ぐから、)
(針と月は同期している、
火葬場)
(いちご)
苺の空気でどの部屋も湿度が上がる
(カーテンごしに、冷えている、
鎖、冷えている)
金管は真っ直ぐに吠えて、
鎖が、
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