貴女への想いを/はじめ
 
 君の幻聴と既視感の浄書
 自分の妄想に殺されそうになった僕(本当の自殺未遂) 空はセピア色に染まりおどろおどろしく無限の雲が地獄へ向かって進み 無辺際の大地は僕の心のように渇き切り巨大な地割れが起きていて 雲に雨を強く欲している
 暗闇の僕 一旋律の曲が流れてくる 僕は必死に何かから逃げだそうとする これは芸術だ 僕にはこの詩が何か無造作に物体が差し込まれてできたオブジェのように浮かんで見える 僕はピアノの曲を名前は分からないがメロディーだけで1000曲以上知っている 英雄ポロネーズとこの詩は似ているような気がする そう思い上がるのもここまでにしておく
 平衛を保っている三次元の世界で 僕
[次のページ]
戻る   Point(2)