優しすぎるUちゃん/うおくきん
から、僕に優しくするのやめてやめてやめてね・・・
・・・なんて嘘、そんなの嘘、嬉しかったに決まっているね。
ゆっくり何日もかけて仲良くなっていったね。
プログラムで僕がギターに挑戦した時もひどいありさまだったってのに誉めてくれたね。
野球の時も僕がひどいミスするたびに勇気づける声をかけてくれたね。
ごはんの時も知らない人ばかりでどこに座ったらいいかわからなくて泣きそうだった僕のために席を取っていてくれたね。
元気な時はスピッツが好きなUちゃん。
苦しい時はCoccoが好きなUちゃん。
僕に優しいUちゃん、皆に優しいUちゃん。
僕の好きなUちゃん、皆が好きなUちゃん。
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