君にわがままな僕のお願い/うおくきん
 
らなんだって言うんだ。

そんな娘はセカイにいっぱいいるし、いちいち助けてあげてられないよ。助けてあげたいけれど。
てか、助けられるとでも思ってんのかよ、なにその上から視点。むかつく。僕、敵認定だよ。
でも、僕は君たちの妄想上の敵を味方に変えてあげたいんだ。ほんとの敵を判別するためにね。
誰と闘えばいいのかわからないのって苦しいもの。
誰かと闘わなくちゃいけないのって苦しいもの。
僕もそうだったからわかるんだ。セカイ中の人間皆敵に見えてしまった時期があるから。
わかったからなんだって言うんだ。

でも、妄想上でもいいからさ、優しい味方に囲まれて、なんとかぼんやりキャッキャッ楽し
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