僕は神様/はじめ
 
……パ、パパの生まれた世界では、お、女の人に生理が起きることは当たり前のことなんだよ…。…ホ、ホントに全く本当に心配性なんだなぁ、ア、アカリは…どうしてもっと早くパ、パパに相談しなかったんだい…?」
 僕はアカリの肩を震える手で軽く叩き、苦笑いした。それにつられてアカリも笑い出す。
「アハハハ、ホントに何であんなに一人で悩んでたんだろー? パパに聞けばこんなにも長い間、パパと距離を置くことなんてなかったのになぁー! …でもアカリ、もしこの血が出るのが病気だったとしたら、って思うと、パパに近づきたくなかったの。うつしたくなかったの…だってパパはアカリの大切なパパだから……」
 そう言い終わるか
[次のページ]
戻る   Point(0)